2014年10月11日土曜日

いっときの錯覚





耳鳴りに煩わされる人は結構多いようですが
当時の知人にも耳鳴りに煩わされている人がいました
やはり随分と悩んでいたみたいでして
耳鳴りの話題で盛り上がる事もありました

ある時
半分笑い話のようなこんな話で盛り上がった事もあります

「耳鳴りでお悩みの方ご相談下さい」と言う看板を見かけたので
思わずその看板に引かれて店に入って相談をしたそうです

どのような話(店の中での会話)をしたかは知りませんが
そこの店員の返事は「医者に相談して下さい」だったとか
その知人は「じゃ、あの看板は何なんだ」と一瞬ムッとしたそうです
でも冷静になって良く良く考えてみると
それもそのはず
その店は漢方薬の店なので期待する方が無理だった訳です
耳鳴りがもたらすあまりの煩わしさ故に
藁にもすがる思いで看板広告の宣伝文句に
つい釣られてしまったのですね
因にその知人は広告代理店の営業マンの仕事をしておりました


その後耳鳴りに対する医療が進歩したかどうかは
私には分かりませんが
今となってはもう諦めてしまっているので
診察してもらう気にもなりません

もっとも以前に比べれば随分と落ち着いています
耳鳴りの音事態が低くなったと言うべきか
あるいは耳慣れしてしまったと言うべきか
自分でも判断できませんが気分的には落ち着いています


実はここ数年で気がついた事が一つあります
この悩ましい耳鳴りから一時解放される時期があります

最初は「ひょっとして治ったのかも」と多いに期待しました
あまりにも突然の事だったので何がどうなったのか解らず
「何故、突然回復したのか」と言う疑問を越えて
逆に不安に陥ってしまった程です
でもすぐにこの「何故」に対する疑問が解けました

耳鳴りが治ったように感じた季節は夏です
うなりたくなるような暑さ真っ盛りの季節です
そんな時期に活発に活動する虫と言えば「セミ」です

そうですセミの鳴き声と同調していたのです
セミはセミでも「ジージー」と鳴くアブラゼミです
これにはびっくりしました

耳鳴りに煩わされて以来随分と年月を経ましたが
こんなことは初めての経験です

「セミの鳴き声が大きかったんじゃないの」
確かにそんな考えもあるかもしれませんが
どんなにうるさい環境にいても耳鳴りは耳鳴り
意識すればする程耳の奥で音を感じるのですが
このときばかりは違いました

何故耳鳴りが消えたような錯覚を起こすのか
色々と考えを巡らせながらその答えを探りましたが
音の周波数が同調(同期)しているとしか考えられません
科学的に認められるかどうかは分りませんが
個人的にはそう信じています 今!


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