2009年2月20日金曜日

とんでもない歯医者、その2

記憶では確か、全ては「初診のその日」に起こったことだったと思います。

会社勤めだった私は治療後また仕事をするつもりでいましたので、一時の時間を貰って歯医者に行きました。

初診という軽い気持ちもあったでしょうし、そんなに時間も掛からないと考えていたと思います。まして、のたうちまわるような苦痛に耐えることになるだろうなんて考えもしなかったはずです。


ところでそのときの歯の症状ですが、私自身は虫歯だと思っておりました。
痛みが発生していたのは右下の最も奥の歯でが、たぶん虫歯だったと思います(あくまでも素人判断による推測です)。

歯がぐらついていたわけでもなく、歯茎に異常があったわけでもありません。
過去に治療をしたことがあったかもしれませんが、どうにもならない程めちゃくちゃな歯ではなかったと思います。


治療中の殆どの光景は忘れてしまっていますので、前述の自然歯科の時のように事細かには記述できませんが、ともかく歯を抜く羽目になったことだけは覚えています。

しかも、その抜き方に至っては今でもはっきり覚えているほどインパクトのある方法でした。

如何にして歯を抜かれたか、一部始終を見ていたわけではありませんが(目を閉じて苦痛に耐えていたと思います)、感覚的に記憶のある限りでは以下のとおりです。

1.何かで歯を挟まれ(ペンチのような物かもしれません)歯を揺らします。当然ですが、顔全体がその動きにつられてグラグラ。

2.簡単に歯が抜けないと考えたのでしょうか、次に採用した方法は、該当の奥歯に何かをあてて、何かで叩く(ハンマーのような物かもしれません)行為です。

この時はほんとに参りました。
今も覚えていますが、頭にガンガン響いてくるんです。
それだけでは無く、治療前に麻酔を打たれていましたが、それでも痛みを感じたので再度麻酔を打ってもらったような気がします。

時間にしてどの位経ったのでしょうか、ようやく歯が取れた時にはぐったりしていたと記憶しています。


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2009年2月15日日曜日

歯は再生する?その9

この一連の内容を書くにあたって多くの方のブログを拝見いたしました。
そして多くの方が歯で悩んでいらっしゃることを知りました。
それも治療を受けたのにもかかわらず、いや言い方を変えて、治療を受けたが為にです。

苦痛は本来的には本人にしか分かりません。
治療する方(医者)は、知識とか経験からその苦痛を受け止め治療を施すのでしょうが・・・。


実は、私自身もかつてとんでもない治療を受けたことがあります。
恐らくその様に断言しても差し支え無いだろうと今は思っています。

この章以降は「歯は再生する?」のタイトルはそぐわないと思いますので、「とんでもない歯医者」に変更します。


「とんでもない歯医者、その1」

二十歳を少し過ぎた頃でした。
それまで歯医者通いは殆どしないタイプの人間でしたが、その年代と言えば多くの人が経験するように、おざなりな歯磨きや食べてすぐ寝る習慣等、歯に対する気遣い等全くしない生活を送っていました。

そんなある日、突然歯痛に見舞われ「痛みに耐えるなんてもっての他」と言わんばかりに歯医者に行った記憶があります。

職場の近くに大きな歯医者がありました。
そこは多くの患者を抱えていることでも有名でしたから、比較的安心して治療が受けられると考え行くことにしました。

ところでその歯科医、どれだけ大きいかと言いますと。
3階建てだったと思いますが、1階は歯科技工の部屋(もちろん入ったことはありません)があり、2階は全て治療室です。(3階には何があったか、私には分かりません)

外見からしてちょっとした社屋と見間違う程のその建物、その2階は全て一般の診察に使われていたようですが、そこに診察台が何台あったと思いますか?
数えた訳ではありませんが、両サイドの窓ガラスに向かってズラッと診察台が並べてあり、片側だけでも6〜7台はあったのではないかと思います。いや、10台位あったかもしれません、あの幅をとる大きな診察台がです。

その歯科医はあくまでも町医者です、病院ではありません。
後にも先にもあんなに大きな施設の歯科医に巡り会ったことはありません。

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2009年2月12日木曜日

歯は再生する?その8

「歯は再生する?その1」の冒頭に紹介した「ためしてガッテン」を見たのは、歯の治療を受けた一月後位だったと思います。

それまでは、前述の歯医者で治療を受けた事が良かったのかどうか半信半疑の部分もあったのですが、この番組で紹介された内容と上記歯医者の言わんとしている内容に多々共通する部分があり、「歯の治療もこうゆう考え方になってきているのか」と納得したのは言うまでもありません。

ちなみに、番組の内容の一部をご覧になりたい方は以下をどうぞ
http://www3.nhk.or.jp/gatten/archive/2008q4/20081105.html
歯は常に、溶解と再生を繰り返しながら噛むという機能を維持しています。
ですが、削ってしまった、あるいは抜いてしまった歯は生涯元には戻りません。


ご紹介した「ためしてガッテン」のページでも説明されているように、食後一定の時間帯は歯が溶けやすい状態になってていると言います。しかし、その時間帯を過ぎると歯を修復する動きに変化するそうです。
食べかすを分解する酸と、カルシウムの含まれた唾液が交互に、歯を溶かしたり直したりしながらその機能を維持していると言うのです。

なるほど歯は再生(と言うよりも修正と言うべきでしょうか)するんですね。


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2009年2月11日水曜日

歯は再生する?その7

前回の書き込みから、あっという間に1ヶ月が過ぎてしまいました。
そしてまたまたブログをサボってしまいました。ごめんなさい。
ですが続けます、これからもまだ。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

前回の「歯は再生する?その6」までが今回の治療の顛末です。

あれから数ヶ月、治療した歯はどうなっているかと言うと、もちろん何の支障もありません。
苦痛を取り除くために、あるいは治すために、お金を払って治療を受けた身としては「あたり前」のことだと考えてしまいますが、こんな考え方は少々傲慢かもしれませんね。

ところで、
タイトルにある「歯は再生する」はあり得ないと考えがちですが、実は歯は再生するんです(らしいです)。
「再生」なんて飛躍した言い方かもしれませんが、前述した「自然歯科」から頂いてきたパンフレットならぬコピー紙には「歯は生きている」と題するページが含まれていました。

オットセイの歯をサンプルにして記述してありましたが、その全文を以下にご紹介します。(転載の了承を得ておりませんが・・・)

ーーー以下パンフレットよりーーー
上の歯はオットセイの歯です(歯の写真が掲載されています)。歯は二次象牙質を内部に作り自ら神経を守ります。痛みなどの体の反応を大切にしながら、優しく、痛くなく悪い所を取って食べ物が溜まらないように歯に優しい材料で包帯をするように穴を塞いで細菌による科学的原因と噛み合わせによる物理的無理を取ってやれば歯は再生します。人の歯でも上記のように適切に処置すれば左下の画像の様に(歯の写真有り)神経まで行く様な深い虫歯でも右下の様に(歯の写真有り)二次象牙質が出来て神経を取らなくて済む可能性があります。
安易に神経を取るのは止めましょう。
歯は生きている。一度削った歯はもとには戻らない。歯を大切に!
ーーー以上パンフレットよりーーー

と言うことです。


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2009年1月5日月曜日

歯は再生する?その6

ここ迄来てようやく治療です。
「初診の治療時間は40分です」の言葉どおりで言えば残り時間は後20分。
「残された時間でほんとに治療なんて出来るのかな」と言う不安もありましたが、それはさておき、歯をザッと検診して貰った後「欠けている歯を少し削ります」との一言。

「やはり削るのか」と思いつつ口を大きく開くと突然、「キュイーン」と音のする歯を削る機械を近づけて来たのです。
そのとたん、もうそれだけで恐怖心の塊となってしまいました。

何しろ麻酔をしないんですから。

既にこの時点では顔を背ける訳にもいかない、口を閉じる訳にもいかない、言葉を発する訳にもいかない、絶対絶命の状態です。

頭の中は恐怖で混乱しているし、体は強ばるし、先生は「楽にしてください」と言いますがそんな余裕は全くありません。
ただただ、襲ってくるであろう痛みに対する恐怖心だけです。

ですが、ですが終わってみると、一瞬たりとも痛いと言うことが無かったんです。
私にとってこれは不思議な事です。
歯を削るイコール痛いと言う先入観を持っていた私にとっては、いかにも「キツネにつままれた」感じです。

もっとも、歯を削るときの脳に響くようなあの振動と、恐怖心を煽る「キュイーン」と鳴る音はやはり如何ともしがたいものでしたが。

最後に白いものを詰めて完了。
実に短時間の診療です。

治療の状況に関心を持ってご覧になって頂いた方には申し訳ありませんが、本当にこれだけの治療なんです。
詳細に書きたくともこれ以上は何もないのでどうしようもありません。


今回のこの診察に当たり、要した診察内容で10,000円を割ってみると以下のような感じです(もちろん独断と偏見です)。
治療について、噛み合わせについての講釈=7,000〜8,000円
実際の治療=2,000〜3,000円
こんな感じでしょうか。

この「自然歯科」で受けた診療はおしなべて満足していますが、ただ一つ不満があるとすれば、質問に対してはあまり親切に答えてくれなかった事です。
タイムチャージ制と言うことで止むを得なかったのかもしれません、既に時間が過ぎていましたから。
もう少し時間があれば幾つかの質問に対しても納得の行く答えがもらえたかもしれませんが、少々残念です。

ただ、ホームぺージを見てくださいと何度か言われましたので、先生の訴えたいことの多くがここに網羅されているのでしょう。
「歯は再生する?その3」でもご紹介しましたが、もしご興味のある方は一度ご覧になってみて下さい。
お世辞にも見やすいとは言えないページですが、内容的には多く、結構きわどいと言うか辛辣な内容も掲載されています。
http://www.sizensika.com/


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2009年1月3日土曜日

歯は再生する?その5

昨年来の続き「歯は再生する?」の再開です。
途中「新年のご挨拶」が入ってしまいましたが、年をまたいでまだまだこれからも続きます。
今後とも宜しくお願い致します。

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いよいよ診察の番がまわって来たので診察室へ。
ところが診察室とは名ばかりで、歯医者さんお決まりの診察台こそありましたが全体的には雑然とした室内です。
恐らく、患者さんが清潔好きの方でしたら2度と行かないかもしれません。

診察台に座らされたその後、まず最初は先生の話を聞く事、始まりはここからです。
「私はせっかちなので」と前触れした上で一方的に話を聞かされましたが、症状についての質問は全くありません。
それどころか、5分経ち10分経っても診察をする気配が全くありません。

患者の身としては少々不安になってきます。
「何も治療しないで10,000円取られたらどうしよう」等と、あり得ないと思いながらもついつい考えてしまいます。

そしてようやく、待ちに待った(?)診察が始まったのは診察台に座ってから20分程してからだったと思います。

ところで、一方的にされた話はどの様な内容だったかと言うと、歯の治療についてや噛み合わせについての話でした。

要約すると・・・、
出来る限り必要以上の治療はしません。
歯に金属等をかぶせるような事はしません。
つまり、今ある歯をなるべく生かす(損なわない)治療をすると言うことです。

そして、噛み合わせについては特に時間を割いて説明していました。
長年慣れ親しんできた噛み合わせ、人それぞれ違う噛み合わせを損なうことなく治療するのが目的のようです。

一回の治療によって噛み合わせが変わってしまい、今まで慣れ親しんできた噛み合わせが出来なくなってしまったことで食べたものが上手く噛み砕けない、その結果、歯以外の場所も含めて別の問題を引き起こしてしまう。
このことは、この歯医者さんのホームページやパンフレットに書いてあったので予備知識は持っていたのですが、先生の信念らしくなかなか熱く語っておられました。

う〜ん 納得!


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2009年1月1日木曜日

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。
平成21年・2009年の始まりです。

昨年は多くの方にご覧頂きましてありがとうございました。

書いたり書かなかったりとなかなか思うようにブログの運営ができませんでしたが、時間を見つけながら何とか思いのまま綴ってきました。
コンスタントに続けると言うのは非常に難しいものです。
なまじっか「今年こそは」などと決意しても、やはり「???」の世界になってしまうので止めておきます。

話題と言うのは意外と、あるようで無く、無いようであるものです。
要は、自分自身の中で上手く消化してまとめ上げられるかどうかだと思いますが、無理をすると時間を掛けて記述した割には後悔してしまうことにもなりかねません。

と言い訳をしつつ、可能な限り自分なりに書いてゆくつもりです(結局去年と同じになってしまいそうですが)。
ご覧頂いております皆様には、昨年同様今年も宜しくお願い致します。



ところで最近、私がよく気にかけることの一つに「年」の使い方があります。
このブログをご覧になっていらっしゃる方は、「平成21年」「2009年」のどちらを主にお使いになるのでしょうか?
恐らく「西暦」かもしれません。
むしろ日常的には、「平成何年だったっけ」と考え込んでしまう方のほうが多くなりつつあるのかもしれません。

テレビ(例えばNHK)のニュース番組等でも、今では殆ど西暦で言われるようになってきているような気がします。
昨晩、つまり大晦日から新年へ移行する時間帯に何気なくNHKの「ゆく年くる年」を見ていた時の事です。
日付が変わったタイミングで新年の挨拶がアナウンサーの口から出てきましたが、「あけましておめでとうございます、2008年、平成21年の・・・」と西暦が最初に飛び出してきました。
つい数年前までは逆だったような気がしますが。

別に気に留めるような事では無いと言えばその通りです。
今はそれが普通だと言えばそうかもしれません。

少し前(私にとって少し前のように感じているだけで、数年前の事か十数年前の事になるかはっきりとした認識をもっている訳ではありません)までは元号が前面に出ていたような気がします、少なくとも昭和の時代はそうだったと記憶しています。

そんな古い話を持ち出しても懐かしむ以外には何の意味もありませんが、今では元号が消えつつあるような気がしてなりません。

それが証拠に、最近では多くの文書で西暦による記述が求められます。
インターネット上の入力フォームに至っては、殆どは西暦での入力が当たり前かもしれません。


逆に、元号による「年」を確認したい時には結構労力を求められます。
何気なく使っている私の身の回りの物はもちろん、注意して見回しても意外とありません。

もっとも、12を足したり引いたりしながら「平成」と「西暦」をリンクさせているので殆ど問題はありませんが、
=== 平成21年 ー 12 = ○○09年(こんな具合です)これなら算数の苦手な私でもすぐ計算できます ===
計算をよく間違える身としては少々不便な一面ではあります。


そんなことを考えながら迎えた「平成21年 元旦」でした。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
昨年から連載している「歯は再生する?」ですが、まだまだ続きます。
ご迷惑をお掛け致しますがもう暫くお待ち下さい。


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暖かさは毛細血管からやって来る

♩♩ ♩♩ ぼくらはみんな 生きている 生きているから 歌うんだ ・・・・・ 手のひらを太陽に透かしてみれば 真っ赤に流れる僕の血潮    ♩♩ ♩♩ こんな歌を歌っていた頃は幸せだったなー 冬でも元気よく遊び回っていたような気がする いやきっと元気良...